確定申告について

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副業をしているなら確定申告を忘れずに

会社勤めをしていても、しっかりと貯金をするために副業をしているという人は少なくありません。
週末や仕事明けにちょっとしたアルバイトをしたり、インターネット上で何らかの仕事をしたりて、少しでも収入の足しになるものを得ているのです。
また、株式やFXによる投資を行う、アフィリエイトプログラムを活用するなどして、個人事業主のような形で副業を行っている人も多くいます。

こうした副業は大して大きな額ではありませんので、ついつい税金と結びつけることを忘れてしまうものですが、収入が発生する限り税金とは無関係でいられませんので、しっかりと税金に関する正しい知識を身につけるようにしましょう。
アルバイトの給料から天引きされて、余計に税金を払っていることもありますし、逆に正しく収入を申告しなかったために、税務署からの指摘を受けて重加算税を徴収されるという憂き目に遭ってしまうこともあります。

年間20万円が境目

ネット申告

企業に勤めていて給与所得がある人が、アルバイトなどをしている場合には、複数の収入があるということで、確定申告を行う必要があります。
どの程度の収入から確定申告が必要になるかというと、年間20万円というのが境目となります。
経費や収入の内容によって異なりますので、一概には言えませんが、もし年間20万円を超える収入を副業で得ているのであれば、少なくても税務署に相談してみるのが良いでしょう。

また、この基準に達していなくて、確定申告が不要であるとされる場合でも、住民税の申告が必要になるケースもありますので、ある程度副業での収入があるなら、相談するのが無難と言えます。
相談を怠って自己判断で確定申告をしないでいると、税務署から指摘を受けて修正申告を余儀なくされることもありえますので、間違いのないようにしておきましょう。

株式や為替への投資をしている場合も必要となる

副業として株式やFXによる投資をしている人も増えてきています。
投資による利益は計算しづらいこともあって、確定申告が面倒に思えるものです。
そのため、つい手を抜いてしまい、あまり利益が出ていないから申告をしなくても良いとか、だいたいの計算で申告を行うと後で痛い目に遭うこともあります。

しっかりとそれぞれの分野で税率が定められていますし、申告が必要になるケースが多いので、投資による利益が出ているのであれば、確定申告をしっかりとするようにしましょう。
このように、小さな金額しか副業で稼いでいないので、確定申告は必要ないと勝手に自己判断するのではなく、ある程度の収入があるのであれば、少なくても事前に税務署に相談してみるなどの、慎重さが求められます。