保険の正しい知識を身に付けよう

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将来に備えるための保険

日本国民のほとんどは何らかの保険に加入していると言われていて、世界の中でも
保険の大切さを理解している国民となっています。保険と一口に言っても
いろいろな種類があって、目的に応じて必要なタイプの商品を選択する必要があります。

大まかに見ると、将来に備えるための保険というのが一つ目のタイプです。
これには個人年金保険や学資保険、養老保険などが含まれるでしょう。

貯蓄型の保険とも言うことができ、毎月もしくは半年、一年ごとなどに一定の
保険料を納め、満期が来た時にある程度の割増金を加えた保険金を
受け取ることができます。ある程度の期間に亘って保険料を
納めることが多く、保険商品によってその利率も異なります。

毎月の保険料の負担が大きくなり過ぎないようにすることや、どのくらいの割合で
割り増しされて保険金が支払われるかを事前にしっかりと検討してから
加入するのがカギです。将来まとまったお金が必要になる時に役立つ保険で、
貯蓄をしたい人に向いている種類と言えるでしょう。

万が一に備えるための保険

もう一つのタイプは、傷害保険や医療保険など、事故や病気など
万が一のケースに備えるための保険です。とくに治療が難しく治療期間が
長くかかる病気にかかってしまった時などは、こうした保険に入っていると
非常に大きな助けになることから、いろいろな保険商品が出されています。

気軽に入れるように、保険料が安く掛け捨てタイプになっているものも
多くあります。また、それぞれの希望や必要に合わせられるように、細かな
特約を付けられる商品が多いので、カスタマイズがしやすいのが特徴です。

貯蓄型の保険の特約としてこうした保険を付けられることも多いので、
メインを貯蓄型にして細かな点をカバーするために特約を
付けるというのも一つのでしょう。ガン保険などはその典型で、
生命保険に付帯することができます。

掛け捨て型の保険をたくさん持っていると、結果的に
損をすることもあるので、複数の保険を検討しているなら
しっかりと計算してみることが肝心です。

定期的に保険を見直してみる

昨今は、保険の比較サイトやランキングなども増え、保険会社ごとの
細かいサービスや月額費用、顧客満足度などが調べやすくなっています。
これらは生命保険や自動車保険など、保険のカテゴリに応じて存在するため
自分に合った保険を探す際に活用できるでしょう。

一度保険に入ると、あとは変えるのが面倒になって、そのままずっと
引き続き加入している、というのがほとんどの人に見られる傾向です。
しかし、いくつもの保険に入っていると、毎月の保険料が家計を圧迫したり、
貯蓄に回す資金を減らしてしまったりすることがあります。

そのため、定期的に保険料としてトータルでいくら払っているかを確認して、
収支のバランスがあっているか考えてみると良いでしょう。また、新しい
保険商品がどんどん出ていますので、より効率の良い商品がないか
調べてみるのも肝心です。定期的な見直しをすることによって、
より良い保険の活用ができるのです。