ポートフォリオをつくろう

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ポートフォリオとは?

ポートフォリオとはもともと、書類を整理して分けるフォルダのことを指す言葉で、そこから金融商品を安全なものとリスクが高いものを分けて、上手に投資できるように管理することを意味する金融用語に発展しました。

(参考記事)
ポートフォリオ|ウィキペディア

株式などの証券にしても為替にしても、利益の影にはリスクが必ずついて回ります。
リスクをできるだけ減らして、いかに利益率を上げるかということが、投資を成功させる秘訣と言えるでしょう。

そのため、ポートフォリオをつくることはとても重要なのです。
チェックしている銘柄や金融商品が、どれほどのリスクを持っていて、どれほどの利益を上げられそうかを客観的に見て並べることで、比較対照ができますし、その中からバランス良く購入するものをチョイスすることができるようになるのです。

自分に合ったポートフォリオをつくる

どの程度のリスクを負えるかは、それぞれが持っている資金や、すでに保有している金融商品や銘柄、個々の性格によっても違います。
そのため、ポートフォリオも万人向けのものが存在しているわけではなく、それぞれに合ったものを作る必要があります。

そのため、ポートフォリオをつくるにあたっては、自分がどのくらいの利益を求めているのか、どのくらいのリスクまでなら追えるのかなど、自分の基準を定めるようにすると良いでしょう。
その上で、銘柄や金融商品を自分の基準に当てはめていくことができるのです。

また、自分の目標金額を定めることも欠かせません。
何年後にいくらまで投資で稼ぎたいかを定めることで、毎年どれほどの利益率を維持していくべきかが分かりますので、リスクとリターンのバランスを考えることができるようになります。

リスクを分散するためにポートフォリオをつくる

ポートフォリオをつくる大きな目的は、リスクを分散して効率よく投資を行うことです。
そのため、自分の目標額と年数、毎年の利益率が把握できたら、為替や株式、債券など投資分野にどのくらいの割合で投資すべきかを考えます。

利益率が高いからといって、特定の分野に全ての資産を集中させるのではなく、いくつもの投資先を作ることが肝心です。
リスクを分散させることがポートフォリオの目的ですので、このバランスを上手に取れるように作成するようにしましょう。
バランスの取れた投資先の選択をすることで、安定して利益を上げていくことができますので、この作業はとても重要です。

このように、ポートフォリオをつくることで、投資先の明確なビジョンができますし、リスクを下げるのに大いに役立ちます。
ロジックな方法を採ることで、投資効率はぐっと上がりますので、ぜひ実践してみましょう。