資産運用の基本的考え方
資産を運用するにあたって覚えておくべきこと
将来に備えるためしっかりとした資産を築くには、計画的に資産を運用していく必要があります。
いくら手持ちの資産があるからといって、闇雲に投資などに手を出してもうまくいくことは少なく、逆に大きな損害を被ることさえありえます。
そのため、資産運用を実際に始める前に、きちんとした知識を身につけ、正しい心構えを持つことが重要なのです。
(参考記事)
JAバンク|資産運用の基本
まずは、資産運用をするにあたっては、なんらかのリスクが常にあるということを思いに留めておきましょう。
株式にしてもFXにしても、利益が出るときもあれば、価値が目減りして損をしてしまうこともよくあります。
不動産を持っていてもリスを全て回避するのは難しく、建物の不具合や災害などによって、大きな被害を受けることもあります。
常に、資産運用はリスクが伴うことを意識しつつ、余裕のある運用をしていきたいものです。
また、いつもリスクを分散しバランスを取ることも肝心です。
さらに、投資をする際には、手元に生活を十分に営めるだけのお金を残しておくという安全策を採ることを忘れないようにしましょう。
目的別の投資方法を探す
資産運用を行うにあたっては、資金を目的別に分けて、それぞれの目的に沿う形で運用を行うのが良いでしょう。
たとえば、生活費など、手元に置いておきいつでも使えるようにしたいお金は、引き出しが簡単でリスクが一番小さい銀行の普通預金に預けます。
また、こつこつと貯めていって、将来どうしても必要になる資金のために取っておきたいものもあるでしょう。
これには、子どもの学資やマイホームのための資金などが含まれます。
ゆっくりでも構わないので確実に増やしたいものですので、定期預金や国債などを使うのがふさわしい手段と言えるでしょう。
そして、とりあえずこれといった使い道がないものの、将来のために貯めておきたいと思う資金については、少しリスクが高い投資方法を選ぶことができます。
余裕資金を用いるということで、これには株式や為替、投資信託などの方法を採ることができるでしょう。
常に目標と的確な方法を持つようにする
単に資産を増やしていきたいと思って運用するよりも、何のためにいつ頃までに増やしたいのかという目標があると、やる気も違いますし、効率も上がります。
そのため、具体的な目標を書き留めるなどして、いつも意識すると良いでしょう。
また、その目標に基づいて、中期的な計画と毎月の計画を立てて、いつも実行できるように努力するのも肝心です。
こうした努力としっかりとした考え方を持つことによって、イメージ通りの資産運用ができて、将来に備えることができます。